いつもの暮らしで賢く節電|今、注目のデマンドレスポンスとは?
私たちの生活に欠かせない電気。私たちが不自由なく暮らせているのも、膨大な電気の需要と供給のバランスの元成り立っています。スイッチを押せば当たり前のように照明に明かりが点きます。この電気を安定して供給するためには、電気をつくる量と電気の消費量(需要と供給)が同じ時に同じ量になっている必要があります。これらが崩れてしまうと、電気の品質が乱れてしまい、電気の供給を正常に行うことができなくなり、最悪の場合は計画停電やブラックアウトに繋がる可能性があります。
それを防ぐために、電力会社は、季節や気象、時間帯など、さまざまな要素をもとに、発電計画を決めて、刻々と変わる電力の需給を同時同量になるように調整し合わせています。電力会社の役割は、各家庭に電力を供給するだけではないんですね。
近年、導入が拡大している太陽光などの再生可能エネルギーですが、このエネルギーの発電量は天候や時間帯によって大きく変動します。需要が多い時期は電力需給がひっ迫する一方で、需要が少ない時期は供給が過剰になり、再エネ由来の電気が余ることもあります。無くなるよりは余った方が良いという感覚はありますが、余っても蓄えておくことができないのが電力の原則(同時同量)です。開発が進んでいる蓄電池でも、電気を大量に蓄えるには相当の量の蓄電池が必要です。
電力がひっ迫する主な原因
① 異常気象による気温上昇
② 発電設備(原子力発電所・火力発電所)の停止/休止
③ 再生エネルギーへの転換
世界中が、地球温暖化や脱炭素社会へ向けた取り組みをしている中、浮かび上がってきた電力ひっ迫の課題を解決するヒントが、デマンドレスポンスという考え方です。デマンドレスポンスとは、消費者が賢く電力使用量を制御することで、電力需要パターンを変化させることです。これにより、電力の需要と供給のバランスをとることができます。
デマンドレスポンスの種類として、需要を減らす(抑制)「下げDR」と、需要を増やす(創出)「上げDR」の二つに区分されます。

※図 資源エネルギー庁HPより抜粋
暮らしにおいてのデマンドレスポンス
社会全体の取組みとして必要なものだというご紹介をしましたが、今度は、具体的に各家庭に落とし込んだ話をします。太陽光発電や蓄電池、EV自動車が身近になってきた昨今、特に注目をされているのが、おうちの中の浴室や台所で使用する「給湯」分野です。給湯における一次エネルギー消費量は、欧米諸国と比較するとかなり多く、それは、日本のお風呂文化が影響していることにあります。日本人の健康や衛生環境はお風呂が支えているといっても過言ではないかと思います。
欧米では、かなりの勢いで給湯のヒートポンプ化が進んでいます。ヒートポンプとは、空気の熱を利用して電気でお湯を温めるもので、40度前後までのお湯をつくるなら、非常に効率の良い給湯システムです。お風呂をシャワーだけで済ます欧米のご家庭にはぴったりだと思います。それに対し、日本では湯船にお湯を貯める習慣があり、追い焚きをはじめ、海外の人々より高い温度のお湯を必要とするケース、瞬間的にお湯を創り出せる、いわゆるガス給湯器が普及してる理由にもなっています。
日本文化に適した給湯設備
ハイブリッド給湯器ECOONEは、電気のヒートポンプとガスの給湯器のメリットを組み合わせた給湯器です。通常時はヒートポンプユニットで大気中の熱を利用して加熱した必要最低限のお湯をタンクユニットに貯めて、タンクのお湯が無くなった際には、ガス補助熱源機に運転を切り替えて必要なお湯を瞬時に供給することができます。また、ご家庭の生活スタイルに合わせて効率的に自動でお湯を沸かすモードや、太陽光発電に合わせて自家消費を優先してお湯を沸かすモードなど、家庭の行動変容や社会の変化に対応した稼働ができる仕組みになっています。電力需給問題で、ヒートポンプを止めることになっても、ガス給湯器を稼働して必要なお湯をしっかり提供できます。
日本人の大好きなお風呂のお湯をたっぷり創れて、かつデマンドレスポンスにも対応できる給湯器です。太陽光発電や蓄電器、EV自動車の動向を見ても、今後、給湯設備は社会インフラの一部になっていき、その稼働も制御されていく時代に変わっていきます。給湯設備は10年使用する機器です。毎日の生活に欠かせないお風呂だからこそ、ハイブリッド給湯器ECO ONEを採用してみてはいかがでしょうか?
